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30代で実家ぐらし、仕事が続かない男の日々

1985年生まれの31歳。埼玉・所沢在住。基本無職、たまに働く男の日々を綴っていきます。ラブライブとビートルズと西武ライオンズが好きです。

ニュースタート事務局について思うこと


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ニュースタート事務局の設立者・二神能基氏の「なぜ3万ほしいの?」という問いが頭から離れません。詳しくは知りたい方は先の記事をお読みください。

 

お金はほしいに決まっているじゃないか、と思うのです。

 

お金があれば行きたいところに快適に行ける。お金がなければ電車にも乗れない。したがって説明会にすら行けない。歩き疲れたら、お金のある人はタクシーに乗れるが、ない者は歩くほかない。お金があればほしいものが買える。食べたいものが食べられる。

 

お金がなければ医者にも診てもらえない。医療費ぐらいはあっても、貧しければケチってしまいかねない。買い物にも難儀する。お金があれば気軽に買える。失敗してもダメージが小さいからです。貧乏だと1円でも惜しいから、ひとつひとつの買い物が真剣勝負になり、多大なエネルギーを費やすことになります。

 

私は20以上もの仕事をしましたが、すべて苦役でしかありませんでした。そんな私にとってのお金とは、死ぬほど嫌なことをして得られるものです。だからとても貴重なものです。

 

***

 

二神氏は、今回のお遍路ハウス説明会でも著書でも、何かというとお金を否定し「20世紀の価値観」というレッテルを貼って敵視します。「21世紀は貧乏を楽しむ時代だ」などと言います。

 

お遍路ハウス管理人の給料について「3万と言った人には3万出す。4万と言った人には4万出す」というのはおかしいと思います。一律にした方がいい。同じ仕事をして賃金が違うというのは納得いきません。

 

二神氏はそれに対して「そういう考えの人には向いていない」と言いました。私はニュースタートには向いていないようです。元々この団体には違和感を持っていました。ひきこもりを無理やり寮に入れて共同生活させることがいいとは思えません。

 

***

 

氏の「20世紀の価値観」対「21世紀の価値観」という思考は二項対立型で、それこそ20世紀の思考だと感じます。どこか好戦的。私などは、戦わずに逃げたいものです。

 

また、氏の本を何冊か読みましたが、結婚や家族を持つことを幸せと決めているように思えます。「ひきこもりだった息子が結婚して孫の顔が見せてくれた」と喜ぶ親御さんのエピソードがよく書かれているのですが、旧時代的で鼻につきます。

 

ニート・ひきこもり問題は親子という関係から生じます。だから私などは子供を持ちたくない。また悲劇が繰り返されると思えるからです。二神氏は1943年生まれで、この世代にしては若い世代の考えに近いですが、それでも埋められない世代差はあると思いました。

 

そもそも、二神氏が接してきたニートは偏っています。部屋から何年も出られなかったような人たちです。そういう人はニートの一部でしょう。

 

二神氏は学生時代に始めた塾経営がうまくいって、それ以来お金に困っていないようです。その時点で、ニート当事者の私とは隔たりがあります。私はお金を稼ぐのが大の苦手で、あらゆる労働が苦痛で、我慢して働いているうちに病気になりました。氏もそういう人をたくさん見てきたでしょうが、本人は体験していません。

 

二神氏の思想は、基本的にニートの親向け、支援側向けであるように思います。

 

先日の「ニート祭り2017」の中で、ニュースタートのスタッフのひとり(元ニート)が「働かない方が幸せなのに、ニュースタートはそういう人を働かせようとする。余計なことをしている」と述べておりました。

 

私はこの言葉がとても好ましかったです。同感だったからですが、それよりもスタッフが自身の所属する団体を公然と批判した点が好ましかったのです。そういうことができるというのは健全でいい。


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