30代で実家ぐらし、仕事が続かない男の日々

1985年生まれの32歳。働くことが苦痛すぎて耐えられず、無職と短時間労働をくり返す男の日々を綴っていきます。現在は週2でポスティングをやっています。

都バスから眺める渋谷・新宿・池袋


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都バス旅の第2弾。第1弾は練馬車庫から葛西駅までだったが、今回は池袋~渋谷間だ。

 

スタートは高田馬場駅。「学02」(早大正門行き)に乗車する。このバスは「学バス」と呼ばれ、運賃が通常より30円ほど安い。学生支援のために安いのだが、一般の乗客にも適用される。都営バスの学バスは他に5系統ある。

 

早稲田通りを直進する。しばらくは繁華街だ。学生街ということで、安い食べ物屋が多い。1か月ほど通勤したことがあり、何軒か寄ったが、少食の僕にはどこも量が多くて参った。また夏ということで、冷房の強い店が多かった。

 

ほどなく右に早稲田松竹が見える。いわゆる名画座で、1度入場すれば1日中いられる昔ながらのシステムを採用している。大学時代に「映画をたくさん観よう」と企てて挫折したことを思い出した。3~4回は通っただろうか。いつも2本立てだから8本ぐらい観たはずだが、どれも大して面白くなく、映画通になることはできなかった。

 

馬場口交差点を過ぎたあたりからは、古書店が点在している。風花舞う12月に、一軒一軒回った思い出がある。最後に入った店の戸は、ガタピシ鳴る昔ながらのガラス戸だった。ゆっくりと手で引いて入ると、古本と石油ストーブの匂い。心安らいだものだった。

 

そんな思い出に浸っているうちに、バスは終点の早大正門に着いた。あっという間だ。何しろ2キロしかない。

 

次に乗る「早81」(渋谷駅東口行き)の発車まで時間があったので、周辺をぶらつく。まず目に入るのが大隈記念講堂だ。西洋に来たような気分に浸れて良い。

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続いて門前の商店街へ。ゆるやかに蛇行しながら上っていく小道に、店が連なっている。車もほとんど通らず、僕の好みに合っていた。

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そうこうしている間に発車時刻が来た。いざ渋谷駅へ。この「早81」は起伏と右左折が多い、バスファンには知られた路線。僕は泉麻人の『大東京バス案内』で読んでから、乗ってみたいと思っていた。

大東京バス案内(ガイド) (講談社文庫)

大東京バス案内(ガイド) (講談社文庫)

 

 

実際に乗ってみたところ、評判に違わぬ、実にダイナミックな路線だった。本当に上っては曲がり、下りて曲がり、と紆余曲折。特に千駄ヶ谷駅前の左折と上り坂のコンボには思わず「おぉっ」と声が出た。東京の地形を体感できる良路線だ(「早81」や「学02」といった系統番号で動画検索をすると、該当する路線の車載動画がヒットする。興味のある方は観てみると良い)。

 

さて、渋谷駅に着いた。ここはいつも人が多い。駅前のスクランブル交差点の人混みは「ウジャウジャ」という言葉がピッタリだ(画像参照)。こりゃあダメだ、宮下公園で一息つこう。そう思って向かったが工事中だった。渋谷は坂の街だから歩きづらいが、だからこそ面白いとも言える。

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ひとしきり散策をしたところで、先ほどと同じ渋谷駅東口バス停から「池86」に乗車。この路線は池袋駅まで一直線だ。「早81」と違い、ほとんど直進なので特に面白くない。またコースが東京メトロ副都心線と重なっているので、存在意義もあまり感じられない。

 

しかし、手っ取り早く渋谷・新宿・池袋を見比べるには適している。たとえば夜に乗ると、街の光量が違うことに気付く。渋谷・新宿に比べて池袋は暗い。そう書くとダメなようだが、明るすぎるのが苦手な人もいるだろう。夜は少し暗いぐらいがいい、と。

 

少なくとも、明るすぎる渋谷と新宿で疲れた僕には、池袋の薄暗さが好ましく感じられた。


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