30代で実家ぐらし、仕事が続かない男の日々

1985年生まれの33歳。働くことが苦痛すぎて耐えられず、無職と短時間労働をくり返しています。日記(note)→https://goo.gl/Jrkznz

雇われて働くのは、もうイヤだ


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労働が苦役でなかったことがある。2016年の夏だった。僕はデータ入力の仕事に就き、週5で7時間働いた。期間は短期で1ヶ月半。

 

水分補給自由、アメを舐めてもいい、雑談も可というゆるい職場だった。トイレは申告制だったが、僕は職場の上の人に掛け合って、自由に行けるようにしてもらった。

 

時給1000円だったので日給7000円。日払いだったのも嬉しかった。1ヶ月半で、計25万ぐらい稼いだと思う。

 

パソコン、iPad、iPod touchなどを相次いで購入した。2日連続でプロ野球を観に行った。金を湯水のごとく使った。

 

秋にも募集があったので、また働いた。前回のメンバーとは変わってしまい、雑談できる人がいなくなった。トイレが申告制に戻ってしまった。今度は掛け合ってもダメだった。椅子も前回は背もたれ付きを認めてくれたのだが、今回から丸椅子になってしまった。丸椅子に座って長時間パソコンに向かうのはつらい。

 

休憩から戻る時間もアバウトだったのが厳格化された。2分遅れで戻ってきたら、60代の男性上司に「休憩時間の終わりには席にいて、チャイムと同時に作業を開始しないといけない」と叱られた。

 

「社会人として当然」という意見も出ると思う。この男性上司も「これは常識だから」「社会に出たら」「社会では」等々、テンプレートのような会社員語録で叱ってきた。

 

でも僕はそういうのが非常につらいのだ。休憩時間が10分なら、10分休んでから戻るのでなければ、休憩時間10分と言わないと思う。そもそもデータ入力の開始が1分や2分遅れたからといって、誰に迷惑がかかるのだ。

 

たとえば作業中に資料でも取りに行って、そこで会った人と雑談でもしたら1分ぐらいたつだろう。「チャイム前には席に着く」とか「チャイムと同時に仕事開始」などというのは男性上司の自己満足ではないか。開始時間にだけ異常に厳しいというのは、全国の学校や会社にはびこる病気だ。

 

この60代男性上司は、夏に働いた時に比べると機嫌が悪かった。朝礼で「うちのバカ息子が……」みたいな話をしていて、イヤな感じだった。息子であろうと「バカ」などと付けて語るのは不快だからやめてほしい。そんな言葉を使う人間がいる空間にいたくない。

 

***

 

僕だけでなく、ほかの人も彼の説教被害に遭っていたようだった。

 

彼は定年退職してこの職場に来たらしい。同世代や同じ境遇の人間がいなくて不満を募らせ、各所で愚痴っているとか。そんなどうでもいい話を小耳に挟んだ。元は一流百貨店の社員だったらしい。哀れなものだと思った。でもそんな哀れな老人の指示に従わねばならない自分は、なお哀れだ。

 

それはさておき。

 

僕は仕事に行くのが非常につらくなった。ある日の朝、吐き気で朝食が食べられなくなった。玄関で靴を履いていたら、めまいと同時に猛烈な不安が来て、自分はここで泣き叫んでしまうのではないかという恐怖に襲われた。

 

自転車で通勤する間も「うー、うー」と、うなりながら感情を制御した。「イヤだよーイヤだよー」「行きたくない行きたくない行きたくない」とつぶやき続けた。

 

職場に着いても、もはや社交上の作り笑顔ができなくなっていた。つらさを隠せなくなっていた。周囲からも「具合が悪そう」と心配された。「やせたんじゃない?」とも言われた(元々ガリガリなので、やせるのは大ごとだ)。

 

あまりにもつらいので、担当者に相談して勤務を週3日に減らしてもらった。

 

しかし家に帰ると「もう働けない」と思った。派遣会社に電話して「体調が悪すぎてもう無理です」と言った。引き止められたが、何とか断った。

 

同じ職場なのに、楽しく働けた職場が、つらい職場になってしまった。会社が突然ルールを変えてきても守らないといけない。部署単位では、上司ひとりの不機嫌で変わってしまう。雇われている僕は何もできない。異を唱えることはできるが、多勢に無勢だ。

 

雇われて働くのは、もうイヤだ。


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