30代で実家ぐらし、仕事が続かない男の日々

1985年生まれの33歳。働くことが苦痛すぎて耐えられず、無職と短時間労働をくり返しています。日記(note)→https://goo.gl/Jrkznz

僕は恋愛ができない


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小学5年の頃、好きな女の子ができた。いつもその子の存在を目で追いかけていた。気付かれると目を逸らした。ある時、目が合った瞬間に「ニヤリ」とされた。ドキッとした。好意がバレてしまったと思った。

 

その後、校庭でキックベースをやっている時、彼女は友達と一緒に大声で僕に声援を送った。

 

僕にはわかった。これはからかわれている。彼女は僕がドキマギするのを楽しんでいるのだ。恥ずかしいのでやめてほしいと思った。

 

転校する時、彼女は友達と一緒に我が家に来て、下敷きと何かをプレゼントしてくれた。僕は不在で姉が受け取った。その下敷きは姉にあげてしまった。

 

***

 

中学1年の頃、クラスのある女の子が僕を好きなようだった。噂が立っていたし、忘れ物をした時に貸してくれたりもした。年賀状ももらったが、返したかどうか覚えていない。

 

その年のバレンタインデーは休日だった。彼女は友達と一緒に我が家を訪れて、僕にチョコレートとクッキーをくれた。手作りだった。

 

僕は嬉しさよりも困惑した。もらうところを家族や友人に見つかったら恥ずかしいと思って、受け取るや否や、さっさと家に入ってしまった。お礼ぐらいは言ったと思うが、よく覚えていない。

 

嬉しくはあった。嬉しくて、袋やリボンをしばらくバッグに入れていた。でもお礼の手紙も送らなかった。学校でお礼を言うこともなかった。

 

それ以降、彼女が僕にアプローチしてくることはなかった。でも僕はそれを残念と思うこともなかった。

 

彼女は良い子ではあった。でも僕はどうしたらいいのかわからなかった。デートするなんてことは全然思い浮かばなかった。普段の学校生活で精一杯だった。

 

***

 

中学2年の頃の話だ。

 

給食の時間に、女子のOさんから伝言を受けた。Nさんという女子が僕に話があるというのだ。放課後に屋上の入り口に来てほしいとのことだった。給食は班ごとに机をくっつけて食べる。だからこの話は男女5~6人に聞かれている。

 

野暮な僕でもこれは告白だろうとわかった。問題はNさんという子だ。はっきり言って清潔感がない。いつも寝癖がついていて、ボンヤリしている。声を聞いたこともないぐらい誰とも話さない。

 

僕はこの子に告白されることを迷惑だと思った。

 

放課後になった。野球部に所属していた僕は友達に「グラウンドに行こう」と誘われた。しかし上記の用事があるので断った。どこへ行くのか聞かれ、僕は「Nさんに呼ばれている。屋上の入り口に行く」と答えた。

 

その友人は僕についてきてしまった。屋上に向かう階段で待ち伏せする形だ。僕は屋上の入り口で待ったが、Nさんは来なかった。僕の友人が邪魔で来られなかったのだと思う。

 

僕が毅然と「大事な話があるんだから来ないでくれ」と突っぱねれば良かったと思う。でも僕にはそれができなかった。

 

そもそも友達には適当なウソをつくべきだった。そしてしっかりとNさんに会って、断れば良かった。その日からずっと後悔の念が残った。今でも折に触れて思い出す。「しまったなあ」と思う。

 

しかし、どのようにウソをつけば良かったのか。どう考えても思い浮かばない。帰りの会が終わったらグラウンドに行く。これ以外の行動は不自然なのだ。

 

***

 

これ以降、僕には恋愛に類するエピソードはない。高校は不登校だったし、大学は教室と図書館を往復する日々だった。卒業後は仕事が苦痛で続かず、異性どころではない。

 

だからここに書いた子供の頃の話が、僕の恋愛経験のすべてだ。あまりにも乏しい。これでは女性のことなどわかるわけがないと思う。僕には女性のことを知らないというコンプレックスがある。

 

でも特に恋愛をしたいとは思わない。心の平安を乱されたくないからだ。「恋の病」に対する恐れがある。二次元キャラクターに恋焦がれてつらい思いをしたことがあり、あんなのはもうごめんだと思うのだ。

 

若い頃に恋愛に翻弄されずに済んだとも言える。消極的な性格は、自分を守る意味もある。だからこれはこれでよかったのだと思う。


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